近年、性感染症にかかってしまう女性が増加している傾向があるみたいなのですが、何故だと思いますか?
まず女性性器の構造を考えてみましょう。性器は内側の部分が粘膜で覆われていますので感染しやすい構造であると言われています。また女性性器の中身は膣から子宮、卵管などと繋がっているため膣から入った細菌が子宮の方まで広がってしまう可能性があると言う事になります。
女性は性感染症の症状が出ても気付かない人が多いため、放置してしまう可能性がでてきます。放置をしてしまうと最悪の場合、不妊や子宮外妊娠と言ったような症状を引き起こしてしまう可能性がありますので注意が必要になります。
では女性が一番感染しやすい感染症はどんなものがあるのでしょうか?一番感染しやすい性感染症は「クラミジア感染症」と言うものです。病原体はクラミジア・トラコマーティスと言う微生物だそうで、昔はよく目に感染してトラコーマと言う感染症が流行ったそうです。しかし今はそれが性器の方に感染するのが増えてきているみたいで特に若い女性に多く見られている症状のようです。
この「クラミジア感染症」は症状があまり無く、あったとしてもおりものが増えたり軽い下腹部痛があったりとあまり感じないため、気付かない場合が多いようで、そのままセックスをしてしまい相手に感染させてしまうケースも少なくないようです。
男性の場合も女性よりは症状に気づきやすいものの、症状が現れにくいのでやはりお互いに検査をしたり予防をしたりと配慮する必要があると思います。
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